ワインを楽しむための基本をマスター

ワインを楽しみたいと思っても、いまさら聞けない疑問に阻まれて、一歩が踏み出せないという方もいらっしゃるのでは?
ワインを楽しむために、まずはベースとなる知識をおさらいしましょう。
・赤・白・ロゼ、スパークリングワインを適温で飲む
ワインには、赤、白、ロゼの3種類があり、炭酸を含むタイプをスパークリングワインと呼びます。
それぞれの特徴と適温を覚えておきましょう。
| タイプ | 特徴 | 適温 |
|---|---|---|
| 赤ワイン | ・黒ブドウが原料 ・果皮や種子も発酵 ・タンニンによる渋み |
軽いタイプ:12~15℃ 渋みしっかりタイプ:16~20℃ |
| 白ワイン | ・白ブドウが原料 ・果皮や種子を除去して醗酵 ・渋みはなし |
辛口タイプ:7~9℃ 甘口タイプ:4~6℃ |
| ロゼ | ・黒ブドウだけ、あるいは黒と白のブドウを併用 ・製造過程で果皮や種子を取り除くことが多い |
辛口タイプ:10~12℃ 甘口タイプ:6~9℃ |
| スパークリングワイン | ・白が圧倒的に多い ・二次発酵によって発砲させる |
通常は6~8℃ シャンパンの場合は8~12℃ |
それぞれのワインの特徴を生かすには、グラスもマッチしたものを選ぶのがベター。
主な5種類のワイングラスと、ワインとの相性を解説します。
| グラスのタイプ | 特徴 | マッチするワイン |
|---|---|---|
| ボルドーグラス | ・チューリップ型で大きめ ・飲み口が広めで空気に触れやすい ・渋みを柔らかくする効果あり |
・カベルネ・ソーヴィニヨン ・メルロー ・シラー ・テンプラニーリョ ・ソーヴィニヨン・ブラン |
| ブルゴーニュグラス | ・飲み口が狭くなっているバルーン型 ・大きく丸みがあり、香りを感じやすい ・複雑な香り、酸味が強いワイン向き |
・ピノ・ノワール ・ネッビオーロ ・ガメイ ・カベルネ・フラン ・ブルゴーニュのシャルドネ |
| 万能型グラス | ・膨らみが大きめで、飲み口が狭まった形状 ・空気に触れやすい ・ミディアムタイプの赤ワイン、白ワイン向き |
・ピノ・ノワール ・シャルドネ ・リースリング ・ボジョレ・ヌーヴォー |
| フルートグラス | ・背が高く細長い形状 ・飲み口が狭く、空気に触れにくい ・泡が長持ちするためスパークリングワイン向き |
・シャンパン ・スプマンテ ・カヴァ ・ゼクト |
| ワインタンブラー | ・脚がないため安定感があり扱いやすい ・ホームパーティーやキャンプ向き |
・カベルネ・ソーヴィニヨン ・ピノ・ノワール ・メルロー ・シラー ・シャルドネ ・リースリング |
ワインは、視覚、嗅覚、味覚で楽しめるのが特徴。
シンプルに色や香り、味を堪能し、自分の好みを見極めることができます。
ワインの色は、ブドウの品種や醸造過程から生まれるアートです。
赤ワインは赤紫色やガーネットカラーがあり、白ワインにはレモン色から濃いめの琥珀色までニュアンスはさまざま。
またワインの香りは、実に100種類以上あるといわれています。
「アロマ」とも呼ばれる香りは、フルーツや植物、ミネラルなどとにかく多彩。
ベリー、カシス、桃、キノコ、バラ、スミレ、なめし革、鉱物、タバコ、チョコレート、コーヒー、キャラメル、はちみつ、バニラなどなど、それぞれのワインの香りを聞き分けるのも楽しいものです。
そしてワインの味は、果実味、渋み、アルコール度、甘み、酸味の5つの要素によって構成されています。
アルコール度が高いほど重厚なワインとなり、渋みは赤ワインの味わいの決め手となります。
・「ライトボディ」「ミディアムボディ」「フルボディ」ってなに?
赤ワインを表現するとき、「フルボディ」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
「ボディ」とは、タンニン由来の渋みや複雑さのレベルを指します。ワインを飲むシチュエーションやお料理によって、それぞれのタイプを楽しめます。
| ボディ | 特徴 |
|---|---|
| フルボディ | タンニンと渋みがしっかりしていて飲み応え抜群 |
| ミディアムボディ | 渋みと複雑さのバランスは中庸。シーンを選ばず飲める |
| ライトボディ | 渋みやコクが軽やかで、テーブルワインの感覚で楽しめる |
ワインといえばおいしいお料理。ただし、ワインとお料理の相性がよくないと、どちらの味も損ねてしまうリスクがあります。
ワインとお料理を語る上で「ペアリング」と「マリアージュ」という言葉があります。
どちらもワインとお料理の相性のよさを表現する言葉ですが、ニュアンスが異なります。
「ペアリング」はワインと料理が「合う」か「合わないか」を指すのに対し、「マリアージュ(フランス語で結婚のこと)」とは「組み合わせることで互いの魅力をより引き出す」ことを指します。
基本的に赤ワインはお肉、白ワインは魚と大別されますが、これがすべてではありません。
例えばフルボディの赤ワインならば、牛肉や羊の肉、内臓を使い、ローストや煮込みにしたものが好相性。バターやスパイスをふんだんに使ったお料理は、ワインのさらなる魅力を引き出します。
魚介類でも、カツオのたたきやマグロの刺身などの赤身は、ミディアムボディの赤ワインとマリアージュできるケースもあり。
一方の白ワインは、甲殻類や貝類、白身魚とよく合います。
しかし鶏肉などあっさりとした脂肪の少ないお肉料理も、白ワインとマッチ。さっぱりとしたお肉料理は、ぜひ白ワインで楽しみたいものです。
ロゼワインやスパークリングワインは、素材や調理法を問わずマリアージュの幅が広いため、レストランでソムリエにお任せするのがおすすめです。
最近は同じ産地のワインと食材をマリアージュすることもあれば、ピザや和食と相性のよいワインが話題になることも。
ぜひお好みの組み合わせを発見してみてください。
・ワインの保管方法
おいしいワインは正しく保管して、品質を保持しましょう。
開栓前のワインは、基本的に横置き。ワインの酸化を予防するためです。
温度は12~16℃、湿度は70~80%の環境が、理想的といわれています。日光が届かず、においや振動がない場所に保管するようにしましょう。
スパークリングワインに関しては、縦置きがベター。横置きにすると炭酸ガスの影響でコルクが細くなってしまうためです。
また余分な泡を発生させないために、振動がない場所がベストです。
開栓後のワインはすぐに飲んでしまうのが一番ですが、残ってしまった場合の保存法を覚えておきましょう。
コルク栓、専用ストッパー、ラップなどを使いしっかり栓をし、縦置きにして保存します。
赤ワインならば最高でも5日、白ワインならば3日、ロゼワインは5日、スパークリングワインは2日が目安。早めの消費を心がけてください。
ワインを知ればより楽しめる!お役立ちの知識あれこれ

ワインの世界に足を踏み入れるために、おすすめの楽しみ方をご紹介します。
慣れてきたらさまざまな銘柄にトライして、それぞれの風味を覚え、好みを絞ってさらにお楽しみください。
・ブドウの品種
ワインの原料となるブドウの品種は、800種類以上あるといわれています。
しかし主な品種は6種。
ワイン初心者の方には、まずこの6種を味わうことからおすすめします。
| 品種 | 特徴 | 主な生産地 |
|---|---|---|
| カベルネ・ソーヴィニヨン | ・黒ブドウの王様 ・しっかりとした骨格・長期熟成型 |
・ボルドー(フランス) ・カリフォルニア ・オーストラリア |
| メルロ | ・滑らかな口当たり ・果実味が濃厚 ・ブレンドにも使用される |
・フランス ・イタリア ・チリ ・アメリカ ・日本 |
| ピノ・ノワール | ・栽培が困難 ・官能的でエレガント ・ロマネ・コンティなどの銘酒が多い |
・ブルゴーニュ・アルザス(フランス) ・オレゴン(アメリカ) ・ニュージーランド |
| シャルドネ | ・白ブドウ随一の人気 ・辛口タイプの銘酒が多い ・世界各地の土壌の影響で多様な味わい |
・ブルゴーニュ(フランス) ・カリフォルニア ・チリ ・日本 |
| ソーヴィニヨン・ブラン | ・シャルドネに次ぐ人気 ・柑橘系のシャープな香り ・熟成も可能 |
・ボルドー・ロワール(フランス) ・イタリア ・オーストラリア ・ニュージーランド |
| リースリング | ・シャープな酸味 ・貴腐ワインにも使用される ・辛口と甘口、どちらも銘酒が多い |
・アルザス(フランス) ・ドイツ ・オーストラリア |
ワインの選び方に迷う場合は、ぜひ王道の品種から。
赤ワインの中で、スタンダードな味わいを持つのがフランス産のカベルネ・ソーヴィニヨンです。赤色が濃く、渋みとコクのバランスがよいのがおすすめの理由です。
カベルネ・ソーヴィニヨンを基点に、濃厚なメルロー、タンニンが抑え気味のピノ・ノワール、すっきりとしたカベルネ・フランにトライしてみてください。
白ワインならばなんといってもシャルドネ。
酸味と甘みのバランスがよく、フルーティーな味わいは万人向き。シャルドネの果実感が気に入ったら、リースリングに挑戦。甘さよりもシャープさを楽しみたいときは、ソーヴィニヨン・ブランを。
少しずつ銘柄を増やして、好みを絞ってみてください。
ワインを気軽に楽しもう

ワインは価格帯が幅広く、日常的に飲めるタイプも数多くあります。低価格帯のワインでありながら、クオリティに優れたワインもあります。
気軽に楽しめる銘柄を紹介しつつ、シーン別に楽しむ方法をご紹介します。
・高額なワイン、その理由
ワインは高級というイメージがあります。実際、1本数十万円という高級品は少なくありません。
ワインが高くなる理由はいくつかあります。
まず、質のよいブドウが収穫できる畑は限られているということ。規模が大きなワイナリーでも、所有する畑ごとにブドウの質が異なり、ワインの味わいも変わります。
質や人気が高いワインの原料となるブドウは、土壌や日照時間などの条件が厳格で、大量生産できません。結果、値段が高くなります。
ブドウのクオリティ向上のために、間引きをするのも一般的。収量が減るため、ワインの生産量も少なくなります。
人気のあるワインは需要に供給が追いつかず、必然的に値上がりしてしまうわけです。
・ワインの味は価格だけがすべてではない
ワインのレベルはさまざまで、数万円単位の高額になるほど、複雑な味わいになりがち。
3000円くらいから買うことができるワインは、ワイン通には評価されなくても、シンプルで飲みやすいタイプが多数あります。
ワイン初心者ならば、まずは3000円くらいのワインから始めてみましょう。
・フランス産のワインも1000円台からある!
日常的にカジュアルに飲むワインは、なるべく安価でおいしいものが理想的です。
本場フランスのカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローのワイン、実は1000円台から買うことができるのをご存じでしょうか。
パリ農業コンクールで入賞した銘柄もあり、コスパのよさは抜群。
フランスワインの質と味わいを気軽に楽しみたい場合は、
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・記念日に選ぶワインの価格相場
一生の思い出に残るようなワインの価格はどのくらいなのでしょうか。世界トップレベルのワインを味わいたいと思ったら、1本3万円以上を目安にしましょう。
もちろん、上を見ればきりがありませんが、ワインを楽しむようになったらぜひ、フランスの五大シャトーやブルゴーニュの高級品を優雅に楽しんでみましょう。
・シーン別にワインを楽しむ
ワインを選ぶときは、シチュエーションを考慮して選ぶのも楽しいもの。
例えば一人でじっくりとワインを味わうときは、開栓後も保管ができる長期熟成型の赤ワインがおすすめ。
大切なパートナーとのランチやディナーならば、スパークリングワインやロゼをフルート型のグラスでぜひ。
大人数でワイワイと楽しむときは、癖がなく万人向きのワインがベター。お値段はほどほどで、カジュアルに楽しめるタイプを見つけてみてください。
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